聴こえてくるのは、雨の音。

ある意味、避暑地(自分だけ)

2019-11-25から1日間の記事一覧

キミの話-第二章 vol,3

会社で遠藤さんに昨日の話をするととても興味津々で、それはそれは私の立場よりも何よりもその行為自体に興味津々で、人間の関係性とは…と考えさせられると言った。私は私で一瞬でもそれを重いと感じてしまった自分というのを激白し、自分の事もしっかり出来…

キミの話-第二章 vol,2

毎日蒸し暑い日が続いた。いつの間にか私たちは近所でも名物カップルとなっていて、何か買いに行くにもいつも手を繋ぎ、それでも飽き足りず "じゃんけん負けたら!次の電柱までおんぶ!ゲーム"という子供みたいな遊びに興じていた。投薬のせいでsexはうまく…

キミの話-第二章 vol,1

一緒に暮らすと言ったって私は部屋は引き払わず、たまに荷物を取りに戻る形で亮介の家から会社に通っており、特に何が変わったというわけでもなかった。出来たら何も変えたくなかった。何かを変えてしまうと亮介が不安がると思ったし、元々はあの人の部屋な…