聴こえてくるのは、雨の音。

ある意味、避暑地(自分だけ)

キミの話-3-5

キミの話-第三章 vol,5

新宿の地下に潜った仕事はいつでも退屈だった。階段を下りたその先は薄暗く、隣の部屋との上と下が開いていて、それらの声が漏れて聞こえないようにガンガンに派手な音楽が鳴り響き、男物のYシャツみたいな一枚を与えられ、部屋には小さなシャワールームと簡…