聴こえてくるのは、雨の音。

ある意味、避暑地(自分だけ)

キミの話-3-2

キミの話-第三章 vol,2

遠藤さんが部屋をあとにしてから一人であの部屋にいるのも耐えられなくなって明け方に表に出た。秋を迎える気配の澄み渡ったしんとする駅前に、初めて私を待っていた時の亮介を思い出し、ガードレール代わりの手すりを触りに行ったり、二人で歩いた道を珈琲…